こんにちはケンです。今回は先週の金曜日に発表されたテスラが充電規格を他社に公開したというニュースの記事の紹介です。YouTubeでも解説しています！ぜひチャンネル登録もお願いします！
テスラの北米における最大の競争力の一つは、ほとんどの場合、テスラ車しか充電できない充電器のネットワークです。
テスラの充電器は、フォード、ゼネラルモーターズ、アウディ、リビアンなどが採用している、いわゆるCCS充電器の数を2対1で上回っているとのことです。現在、テスラは他の自動車メーカーに対して、テスラの充電方式に対応した充電ポートを備えた車を製造するよう要請し、EVGo、ChargePoint、Electrify Americaなどの他の充電会社に対しても、テスラ式のプラグを自社の充電器に追加するよう要請しているようです。
しかし、他の企業がテスラの申し出に応じるかどうか、また応じる企業があるかどうかは、まだ明らかではありません。
テスラのドライバーは以前から、充電プラグに装着するシンプルなアダプターでCCS充電器を利用することができました。しかし、実際にテスラ式の充電コード（テスラはこれを「北米充電規格」（NACS）と呼んでいるが、これは政府の公式呼称ではない）があれば、プロセスはより簡単になり、アダプターを購入する必要もありません。
テスラ以外の車種では、テスラのスーパーチャージャー（同社の急速充電器の名称）を使用することはより複雑で、せいぜい他社から購入した専用のアダプターが必要になる程度です。それでも、車と充電器の通信方法の違いから、うまくいかないことがああります。
テスラ式のNACS充電ポイントを備えた自動車を運転すれば、それがずっと容易になります。しかし、今のところ自動車メーカーも充電会社も、金曜日にブログ記事で発表されたテスラの申し出に応じる予定はないと発表しているようです。
同社とCEOのイーロン・マスクは以前から、テスラ車以外への充電網の開放について話していたようです。同社は、テスラ車に業界標準のCCS方式の欧州版充電ポートを搭載している欧州で、それを始めています。
テスラが自社の充電方式を他社に提供することを発表した同じ日、充電会社のEVGoは、CCSアダプターを装着したテスラのドライバーが、月々の利用料を支払わずにEVGoの急速充電ステーションを利用できるようにする一時的なオファーを発表しました。
EVGoのAutocharge+と呼ばれる既存のプランでは、テスラのドライバーはEVGoの電話アプリを使ってプラグを差し込み、すぐに充電セッションを開始することができます。EVGoのコマーシャルオフィサーであるジョナサン・レヴィは、EVGoのプロモーション発表のタイミングは偶然であり、EVGoは現在、テスラの充電ケーブルをステーションに置き始める計画を持っていない、と述べています。
テスラは過去に、テスラが特許を持つ様々な技術を他社に使用させることを提案しましたが、そのためにはテスラの「特許誓約書」を遵守することが条件となっていました。
この契約では、テスラの技術を使用したい企業は、テスラを特許侵害で訴えたり、他社を助けたりしないことに同意しなければならず、実質的にテスラの特許共有の申し出は双方向のものとなっていたのです。
テスラの特許誓約が、NACS充電規格の使用に適用されるかどうかは不明です。一般にメディアからの質問に答えないテスラは、この話題について電子メールでの質問には答えなかったようです。
自動車技術者協会（SAE）の編集ディレクター、ビル・ビスニックは、自動車メーカーがテスラの申し出に応じるとは思えないと述べました。CCSは、SAEが自動車メーカーのコンソーシアムとともに開発した規格であす。
「そのためには、多くの重要な作業と協力が必要です」と彼は言います。
しかし、ビスニック氏でさえ、テスラの充電器は他の公共充電器よりも信頼性が高く、使いやすい傾向にあることを認めています。
ビスニック氏によれば、テスラ社はすでに多くの充電器ネットワークを持っており、テスラ社のドライバーの多くは簡単にアダプターを使用できるため、充電器会社としてはCCS規格を使用し続けたいと考えるだろうとのことです。(テスラ車の中には、CCSアダプターが使えないものもある）。
しかし、充電会社は、新しい顧客を獲得できる可能性があるため、これらのケーブルを追加したいと思うかもしれない、とEV充電業界への機器の卸売業者であるNational Car ChargingのCEO、Jim Burness氏は言う。Burness氏は、自家用車としてTeslaを所有しています。
「このプラグがステーションにあれば、アダプターを買うだけでなく、車の改造費も払わなければならない旧型テスラのオーナーを助けることができる」と述べた。
と言う記事です。今後急速充電に関しての覇権争いが激化していきそうですね！僕ら顧客としては簡単にどこでも急速充電ができるようになってもらえたらそれだけで嬉しいので、ぜひそうなる事を祈っています！
今回の参照記事はこちらです。
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